Voice Overを使って初めてのiPhone 10 「ローター」について

「ローター」とは、Voice Overがオンの時のみに使える、バーチャルコントローラーです。
この「ローター」は、必ずVoice Overがオンの時で画面のアイコンなどが音声でガイドされる状態でないと使えません。
この「ローター」のジェスチャーを、タッチパネル上で行ないますと、色々な「オプション」が使えます。
PC-Talkerのショートカットキーのようなものだと、解釈をしてください。

「ローター」のジェスチャーの仕方は次のようにします。

  1. タッチパネル上に2本の指を数センチ離して、同時にタッチします。
    タッチする2本の指はどの指でもかまいません。
  2. タッチした2本の指を、同時にダイヤルを回すような感じで、タッチパネル上を回転させながらスライドします。
    2本の指の間隔は変えないようにします。
  3. タッチしている、2本の指を回転して行きますと、「ローター」で設定してある、オプションがガイドされます。
    オプションの項目は、一瞬タッチパネルに表示されるようですが、すぐに消えます。
    2本の指をタッチパネルから離しますと、そのオプションが有効になります。
  4. もう一度「ローター」のジェスチャーを行ないますと、次のオプションがガイドされます。
  5. 希望のオプションがガイドされるまで、「ローター」のジェスチャーを繰り返します。
    なお、「ローター」のジェスチャーを時計と反対方向に回しますと、オプションを逆順にガイドして行きます。
  6. 「ローター」で出て来るオプションは、「ローター」のジェスチャーを行なった時の画面の状態によって、出てくるオプションの種類は自動的に決まります。
    つまり、メールを読んでいる時と、サファリでWebを閲覧している時では、出てくるオプションが違うと言うことです。

※指の操作は、通常2のような解説がされていますが、この説明だけではうまく理解出来ないと思いますので、少し具体的に書きます。

  1. まず2本の指を、右手の親指と人差し指とします。
    タッチパネル上に、丸いアナログ時計があると想像してください。
    右手の親指と人差し指を、自然な形で、タッチパネルの中央に置きますと、親指が7時の位置、人差し指が12時のところに行くと思います。
    2本の指をタッチしたままで、時計の針が回って行くように、同時にスライドします。
    つまり8時5分、9時10分と言う感じでスライドします。
  2. 時計のやり方がうまく行かない方は、次の操作も行なってみてください。
    左手の親指を、「iPhone SE2」のTouchパネルの上部の左に、右手の親指を、Touchパネルの下の方の右端に、同時にTouchして、両方の親指を、Touchパネルの中央に向かって、同時にスライドします。
    一回、おこなう度にオプションの項目が変わります。
    iPhoneではこちらの方がやりやすいかも知れません。

「ローター」の設定。

  1. 「設定」のアイコンを選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
  2. [1本指の右フリック]で、「アクセシビリティ」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
  3. [1本指の右スワイプ]で、「Voice Over オン」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
  4. [1本指の右スワイプ]で、「ローター」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
    「ローター」のボタンは下の方にあります。
  5. 「ローター」を開くと、設定出来るオプションが50個以上あります。
    [1本指の右スワイプ]で、「ローター」のオプションを選択して行きます。
    自分で、「ローター」に表示したいオプションを選んで、[1本指のダブルタップ]をします。
    「ローター」に表示されるオプションには、「選択中」とガイドが先頭に付きます。
    標準で、選択中になっているオプションはそのままで良いと思います。
    追加したいオプションを選んで、[1本指のダブルタップ]で「選択中」にして下さい。

この「ローター」は使い慣れると結構便利に使えます。

kawazu/edited by tkoj

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