NVDAレポート 26 メールを送信する

メールを、「HTML」ではなくて、「プレーンテキスト」で送信する設定をします。

「プレーンテキスト」でメールを送受信するのは、視覚障害者の常識だったのですが、最近では、「HTML」形式のメールも多くなりましたね。
特に、健常者からのメールは、ほとんどが、「HTML」メールです。
iPadやiPhoneからのメールが多くなったのが原因かも知れません。
広告のメールが、「HTML」なのは、開封数のチェックが容易なのや、写真や画像が、簡単にメール本文に書けるので、ものすごく有効な手段であることは事実です。
でも「プレーンテキスト」だけで書かれたメールの方が、スクリーンリーダーでは、圧倒的に読み易いので、ここでは、「プレーンテキスト」でメールを送信する設定をします。

1.「Mozilla Thunderbird」を起動します。
2.[Alt+T]キーを押して、「ツール サブメニュー Alt+T 7の8」のプルダウンメニューを出します。
「アドレス帳 Ctrl+Shift+B B 1の1」と、一番上の項目をガイドします。
3.[上下カーソル]キーで、「アカウント設定 S 1の2」を選択して、[Enter]キーを押します。
[上カーソル]キーで選択した方が早く選択出来ます。
4.[Tab]キーを押して行き、「HTML 形式で記述する (例: 〈b〉太字〈/b〉、改行は 〈br〉)チェックボックス チェック Alt+L」を選択して、[Space]キーで、「チェックなし」にします。
5.もう一つ設定をします。
[Alt+T]キーを押して、「ツール サブメニュー Alt+T 7の8」のプルダウンメニューを出します。
6.[上下カーソル]キーを押して行き、「オプション O 2の2」を選択して、[Enter]キーを押して開きます。
[上カーソル]キーを押した方が、早く選択が出来ます。
7.「一般 タブ 選択 1の3」を選択して、[Tab]キーを押して行き、「送信テキスト形式ドットドットドット ボタン Alt+S」を選択して、[Enter]キーを押します。
8.「可能な限りプレーンテキストでメッセージを送信する チェックボックス チェックなし Alt+t」に、[Space]キーで「チェック」を入れます。
9.[Tab]キーを一度押して、「プレーンテキスト形式を使用している受信者に HTML 形式のメールを送信しようとしたとき: コンボボックス プレーンテキストと HTML の両方を送信する 折りたたみ」を選択して、[下カーソル]キーで、「プレーンテキストに変換して送信する」を選択します。
10.[Tab]キーを押して行き、「OK」を選択して、[Enter]キーを押します。
11.もう一度、[Tab]キーを押して行き、「OK」を選択して、[Enter]キーを押します。
これで、「プレーンテキスト」でメールを送信することが出来ます。

届いたメールから、アドレスを「アドレス帳」に登録する方法です。

1「Mozilla Thunderbird」を起動します。
2.[F6]キーを押して、「テーブル」を選択します。
3.[上下カーソル]キーで、メールアドレスを登録したいメールを選択します。
4.[Tab]キーを押して行きますと、アドレスを読んだ後に、「アドレス帳に追加 ドットドットドット ボタン 2の2」とガイドがあります。
5.[NVDAコマンド+Enter]キーを押しますと、そのアドレスが、アドレス帳に追加されます。
ただ単に、[Enter]キー押しただけでは、駄目なようです。

新規メールの送信方法です。
新規メールの書き方は、何種類か有りますが、いずれも同じ操作で出来ます。

1.一つ目は、[Alt+F]キーを押して「ファイル サブメニュー Alt+F 1の7」のプルダウンメニューを出します。
2.[下カーソル]キーを押して、「新規作成 サブメニュー N 1の3」を選択して、[右カーソル]キーでサブメニューを開きます。
3.[上下カーソル]キーで、「メッセージ Ctrl+N M 1の3 レベル1:」を選択して、[Enter]キーを押します。
4.「作成: (件名なし) – Thunderbirdabout:blank ドキュメント 編集可能ツールバーリスト 宛先: コンボボックス 折りたたみエディット オートコンプリート ブランク」とガイドがあり、新規メールの作成画面が開きます。
5.初めに、「宛先のエディットボックス」が選択されていますので、宛先のメールアドレスを入力します。
アドレス帳にメールのアドレスが登録されていますと、そのメールアドレスの、最初の数文字を入力すれば、自動的にアドレス帳から、そのアドレスを検索して、メールアドレスが入力されます。
6.[Tab]キーを一度押して、「件名: エディット ブランク」を選択して、件名を入力します。
7.[Tab]キーを一度押して、「about:blank ドキュメント 編集可能 ブランク」を選択して、メールの本文を書きます。
ただ、注意しなくてはならないのは、改行のために[Enter]キーを押した時は、無音ですので、改行されたかどうかは、[上下カーソル]キーで、読み直して、確認しないと、駄目なようです。
8.送信するには、[Alt]キーを押して、「ファイル サブメニュー Alt+F 1の7」を選択して、[下カーソル]キーで、「今すぐ送信 Ctrl+Enter D 1の2」を選択して、[Enter]キーを押します。
ショートカットキーは、[Ctrl+Enter]キーです。

もう一つの方法は次のようにします。

1.[Alt+M]キーを押して、「メッセージ サブメニュー Alt+M 5の7」のプルダウンメニューを出します。
「新しいメッセージ Ctrl+N N 1の7」とガイドがあります。
2.[上下カーソル]キーで「新しいメッセージ Ctrl+N N 1の7」を選択して、[Enter]キーを押します。
3.上と同じ新規作成の画面が開きます。
アドレスや件名、本文を入力します。
送信は、[Ctrl+Enter]キーで出来ます。

新規作成の画面を開く、ショートカットキーは、[Ctrl+N]キーです。

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