iPhone SE2を格安SIMで使う 19 連絡先の移動

2020年12月になって、docomoが若者向けの新プランを発表して、スマホの使用料を値下げしましたね。
従来のプランの値下げも12月中に発表するとの報道もありました。
これに伴って、格安SIMも新しい料金プランを発表して行くと思います。
どんどんと、スマホが使い易くなって行くと思われますね。

ところで、問題は、別のアカウントでサインインしたiPhone SE2 に、今までの連絡先をコピーする方法です。
キャリアのショップで機種変をすれば、ショップで、連絡先も移動して貰えます。
しかし、今回のように、Apple StoreでSIMフリー版のiPhone SE2を購入した場合で、今までのアカウントとは別のアカウントを使う場合は、連絡先は自分でコピーしなければなりません。

いくつか方法があります。
iTunesで行なうのが常識のようですが、私はiTunesがとても使いにくいので、使用していません。
そこで、iTunesを使わないで、新しいiPhoneに、現在使っている「連絡先」を移動する方法を2つばかり書いておきます。

一つ目 一番簡単なのは、何時も利用している、ドコモショップへ行って行ないます。
何処のドコモショップにもあると思うのですが、「連絡先」をコピー、移動する機械があります。
店員に依頼すると、3000円の手数料を取られます。
自分で行なう場合は無料ですが、ただし操作パネルが音声で操作出来ませんので、詳しい晴眼者と一緒に行って行なってもらわないとなりません。
この方法が一番手軽です。
私のよく使うドコモショップで確認しましたが、SIMフリー版のiPhoneを持って行っても「連絡先」の移動は行なってくれるそうです。

二つ目 iPhone用のUSBフラッシュメモリが販売されています。
これはiPhone用の、ライトニングコネクタとUSB Aタイプの二つが付いている物です。
割と簡単に「連絡先」のコピー移動が出来ます。
でも、このUSBフラッシュメモリの本来の目的は、写真やビデを沢山撮る方のための、メモリ増強が目的なようです。
いろいろなメーカーから、いろいろなサイズのUSBフラッシュメモリが発売されていますが、少し価格は高くなりますが、Apple認証のMFi認証を取得しているUSBフラッシュメモリを購入するのが良いと思われます。

次のUSBフラッシュメモリを購入してみました。
「トランセンド JetDrive Go 500 32Gb」価格は3600円でした。

操作手順です。

  1. まずAppStoreから「JetDrive go」と言うアプリを入手します(無料です)。
    Siriで「ジェットドライブゴーをダウンロード」と言いますと、検索名がカタカナで入力されてしまい「JetDrive go」が見つかりません。
    検索フィールドで、英語で「JetDrive Go」と書き直してください。
    [J]と[D]、[G]は大文字です。
  2. 検索結果から「入手」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  3. iPhoneのIDのパスワードを入力します。
  4. 「インストール」ボタンを選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  5. 「JetDrive Go」がインストールされて、アイコンが存在していることを確認します。
    ここが重要なのですが、「JetDrive Go」を開いてはいけません。
  6. 「JetDrive Go」をライトニングコネクタに差し込みます。
  7. 「JetDrive Go」が、トランセンドの既定の「JetDrive Go」と通信を要求しています」とガイドが出ます。
  8. [1本指の右フリック]で「承諾」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  9. [1本指の右フリック]で「バックアップ」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  10. [1本指の右フリック]で「今すぐバックアップ」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  11. 「設定で、バックアップするFileの種類と、バックアップ先を選択します」とガイドが出ます。
  12. ところが、この「JetDrive Go」というアプリは、ここまでしかVoiceOverで使えません。
    2週間もなんとかならないかと、頑張ったのですが、駄目でした。
    トランセンドのサポーターによれば
    ・初めの画面で「バックアップ」をタップして。
    ・写真とかビデオなどの中から「連絡先」をタップして選択状態にして。
    ・「今すぐバックアップ」のボタンをタップすれば、デフォルトのフォルダに、連絡先がバックアップされると言うことなのですが…。
    どうしても「今すぐバックアップ」のボタンが出てきません。
    この時点で、このトランセンドのUSBフラッシュメモリを使うのは断念しました。

でも、USBフラッシュメモリでの「連絡先」の移動はしてみたいので、もう一つ別のメーカーのUSBフラッシュメモリを購入してみました。
32GB サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ Lightningコネクタ搭載 USB3.0対応 USBメモリ
価格は4300円でした。
このUSBフラッシュメモリは、ちょっと特殊な形をしています。
ライトニングコネクタが、くるっと曲がって、USB Aタイプと同じ方向を向いています。
ライトニングポートに差し込むときは、ライトニングコネクタを5mmぐらい上に持ち上げて差し込みます。
慣れないと少し差し込みにくいですね。
USB Aタイプは、iPhoneの背面に添うことになります。
ライトニングコネクタは大きく持ち上げると破損する恐れがあるようです。

操作手順です。

  1. 「iPhone SE2 R」のロックを解除します。
  2. 「サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ」を「iPhone SE2 R」のライトニングコネクタに差し込みます。
    少し差しにくいので、「カッチ」と音がするまで差し込みます。
    アプリは事前にインストールする必要はありません。
  3. 「警告アプリがインストールされていません。AppStoreからインストールしますか」とガイドが出ます。
    [1本指の右フリック]で「AppStore」ボタンを選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  4. 「iXpand Drive」と言うアプリが表示されますので、「入手」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  5. [1本指の右フリック]で「インストール」を選択して、[1本指のダブルタップ]をしてインストールをします。
  6. インストールした「iXpand Drive」は開きません。
  7. 一度iPhoneをロックして、「サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ」を抜いて、再度ロックを解除して、再度差し込みます。
  8. 「iXpand Drive はSanDisk製の “iXpand Flash Drive” と通信します」というメッセージが表示されます。
  9. [1本指の右フリック]で「許可」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
    「iXpand Drive」が起動します。
  10. [1本指の右フリック]で「バックアップと復元」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  11. [1本指の右フリック]で「連絡先とカレンダーのバックアップと復元」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
  12. [1本指の左右フリック]で「連絡先」を選択して、[1本指のダブルタップ]で「選択中」にします。
  13. [1本指の右フリック]で「バックアップ」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  14. 「iXpand Driveが連絡先へのアクセスを求めています。連絡先の利用を許可してください」というメッセージが表示されます。
    [1本指の右フリック]で「OK」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  15. 連絡先の一覧が出ます。
    上の方に、「全て選択」のボタンがあります。選択してから、[1本指のダブルタップ]をします。
  16. [1本指の右フリック]をして、「連絡先を保存」を選択して[1本指のダブルタップ]をします。
  17. しばらく時間がかかります。
    「**件の連絡先が保存されました」とガイドがあります。
    [1本指の右フリック]で「OK」を選択します。

「ホーム」ボタンを押して「サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ」を抜きます。

「iPhone SE2 W」に「連絡先を」復元します。
一度「サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ」を差して、アプリの「iXpand Drive」をインストールしてください。

操作手順です。

  1. 「サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ」を「iPhone SE2 W」に差します。
  2. 「iXpand Drive はSanDisk製の “iXpand Flash Drive” と通信します」というメッセージが表示されます。
  3. [1本指の右フリック]で「許可」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
    「iXpand Drive」が起動します。
  4. [1本指の右フリック]で「バックアップと復元」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  5. [1本指の右フリック]で「連絡先とカレンダーのバックアップと復元」を選択して、[1本指のダブルタップ]で開きます。
  6. [1本指の左右フリック]で「連絡先」を選択して、[1本指のダブルタップ]で「選択中」にします。
  7. [1本指の右フリック]で「復元」を選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
  8. [1本指の右フリック]でバックアップした日付のFileが出ていますので、[1本指の右フリック]で選択して[1本指のダブルタップ]をします。
    しばらくして「復元しました」とガイドがありますので、「OK」を[1本指のダブルタップ]をします。

これで、「iPhone SE2 R」から「iPhone SE2 W」への連絡先がコピー出来ました。

※「iPhone SE2 W」で連絡先が表示されない場合は、「iPhone SE2 W」の電源を一度落として、再度電源を入れてください。

このライトニングUSBには大分苦労しましたが、この「サンディスク iXpand Slim フラッシュドライブ」でやっとVoice Overでアプリが使えました。

これで、SIMフリーのiPhoneを購入して、別のアカウントでサインインしても、今までの「連絡先」はそのまま使えます。

kawazu/edited by tkoj

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