NVDAレポート 23 Windows10のダウングレード

NVDAが、Windows10の1903にうまく対応していないみたいですので、Surface GoのWindows10をダウングレードすることにしました。
まあ、近いうちに、NVDAでWindows10の1903に対応してくれると思うのですが…。
令和1年6月5日現在の状態です。

Thunderbirdは、受信箱などがあるツリービューから、メールの件名などがあるリストビュー、メール本文のエリアに移動が、[F6]キーで出来るはずなのですが、それがWindows10の1903では動作しません。
Windows10の1803または1809では、動作します。

そこで、Surface GoのWindows10のバージョンを、1903からダウングレードする事にしました。
これが、なかなか大変でした。
私のSurface Goはハードの不具合で、本体を交換したものでしたので、デフォルトで、Windows10の1903がプレインストールされていました。
ですから、設定の「更新とセキュリティ」の「回復」からは、ダウングレードが出来ませんでした。

Windows10のダウングレードの方法です。
急いで行なったので、正確な音声コピーは取れていませんので、概略だけを書きます。

1.MicrosoftのHPから、「Surface の回復イメージ」をダウンロードします。
URLは以下です。
aka.ms/sfrid
「Internet Explorer」とNVDAで操作します。
PC-Talker10では操作は出来ません。
本来であれば、「Microsoft Edge」を使えば、簡単なようです。
2.「Surface デバイスの選択」を選択します。
ここは、コンポボックスになっていますが、「Internet Explorer」と「NVDA」ではコンポボックスが出てきません。
3.「対象の Surface デバイスが表示されていない」と出ています。
その下に「ボタン」がありますので、[Space]キーを押しますと、コンポボックスが出てきます。
4.コンポボックスで、[Space]キーを押しますと、コンポボックスが開いて、Surfaceのリストが出てきます。
5.[上下カーソル]キーで、「Surface Go」を選択して、[Enter]キーを押します。
6.Surface Goのシリアル番号を入力して、[Enter]キーを押します。
シリアル番号は、Surface Goの本体の、キックスタンドを開いた状態で、背面に記述されています。
7.「続行」を選択して、[Enter]キーを押します。
8.[上下カーソル]キーで「Surface Go – 128GB 4415Y 8GB M1824 – Windows 10 Home in S Mode Version 1803」を見つけます。
9.その下の「回復イメージをダウンロードする」を選択して、[Enter]キーを押します。
ここは、どういう訳かリンクになっていません。
10.「アラート 通知バーのテキスト surfacecdn.support.services.microsoft.com から SurfaceGo_BMR_81_1.011.2.zip (6.41 GB) を開くか、または保存しますか? ファイルを開く ボタン Alt+O 保存 スプリットボタン Alt+S キャンセル ボタン Alt+C閉じる ボタン」とガイドがありますが、「保存」ボタンが見つかりません。
11.仕方が無いので、ガイドを良く聴いて、「保存 スプリットボタン Alt+S」を押します。
何の反応もありません。
12.保存が出来ているかも、分からないので、マウスを使って、「保存」を何とか探し出して、クリックをしたのですが、これも無反応です。
13.[Windows+E]キーでエクスプローラーを開いて、「ダウンロード」フォルダーを開いてみますと何と、「SurfaceGo_BMR_81_1.011.2.zip」が三つもありました。
そのうち二つは、途中で中断していました。
やれやれですね。
1時間ほどして、再度「ダウンロード」フォルダーを開いて見ますと、三つとも、正常にダウンロードが出来ていました。
ダウンロードには、かなりの時間がかかります。

USBのリカバリーメディアを作ります。

1.USBメモリーは16GB以上の容量を用意します。
2.そのUSBメモリーを、FAT32でフォーマットします。
3.そのUSBメモリーを、起動しているSurface Goに接続して、次の操作をします。
・コントロールパネルを開きます。
・「回復」を選択して、[Enter]キーを押して開きます。
・[Tab]キーで「回復ドライブの作成」を選択して、[Enter]キーを押します。
・UACの警告が出ますので、[Alt+Y]キーを押します。
・[Tab]キーで「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします。 チェック」を選択して、[Space]キーで、「チェックなしにします。
・「次へ(&N)」を押します。
・USBドライブを選択して、「次へ」を選択して、[Enter]キーを押します。
・「作成」を選択して、[Enter]キーを押します。
しばらくして、自動起動の回復USBが出来ます。
4.ダウンロードした、「SurfaceGo_BMR_81_1.011.2.zip」を選択して、[Application]キー又は[Shift+F10]キーを押します。
5.[上下カーソル]キーで「全て展開」を選択して、[Enter]キーを押します。
「SurfaceGo_BMR_81_1.011.2」というフォルダーが出来ます。
6.そのフォルダーを、[Enter]キーを押して開き、[Ctrl+A]キーを押して、全部のファイルを選択します。
7.[Ctrl+C]キーでコピーします。
8.エクスプローラーを起動して、USBメモリーを選択して[Enter]キーで開き、[Ctrl+V]キーで貼り付けます。
上書きのメッセージが出ますが、[Enter]キーを押して、ファイルを置き換えて下さい。
9.しばらく時間がかかりますが、コピーが終われば、復元用のUSBメディアが出来あがります。

Surface Goをリカバリーします。

1.Surface Goの電源を切り、充電用のケーブルを接続しておきます。
挿入してある、マイクロSDカードは、必ず取り外します。
2.復元用のUSBメモリーを接続して、ボリュームボタンのマイナスを押しながら、電源ボタンを押します。
3.Surface Goのロゴが出たら、ボリュームボタンを離します。
音声は出ません。
4.使用する言語「日本語」と出ていますので、[Enter]キーを押します。
5.使用するキーボードとして、「MSIMEが出ていますので、[Enter]キーを押します。
6.その他のキーボードは、「スキップ」を選択して[Enter]キーを押します。
7.「トラブルシューティング」、「ドライブから回復する」と順に選択します。
「回復キーの入力には、このドライブをスキップする」を選択します。
8.「ファイルの削除のみ行なう」を選択します。
9.「回復」を選択して[Enter]キーを押します。
この「回復」がキーボードでは選択が出来ませんでしたので、画面をタップして貰いました。
ここまでは、Narratorも起動しませんので音声は出ません。
10.回復が終わると、コルタナがしゃべり出しますので、Surface Goのセットアップを始めます。

セットアップの手順は、前の項を参照してください。

これで、Surface GoのWindows10が1803に戻りました。
[Windows+R]キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「winver」と入力して[Enter]キーを押します。
Windows10のバージョンが出ます。
NVDAで確認できます。

これから、急いで、Thunderbirdのインストールまでを行ないます。

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