NVDAレポート 20 スピーチビューアーの使い方

PC-Talkerの「音声コピー」のような機能が無いと、私みたいに、手順書を書く時に、メニュー名などが正確に記述できません。
メニュー項目名の記述は、英字かカタカナか、またはひらがなか漢字かの区別は、音声を聞いただけでは、正確に分かりません。
PC-Talkerの「音声コピー」は、これらの文字を正確に記述するためには、大変便利な機能です。
このような機能が、NVDAにもないかと探していたのですが、「スピーチビューアー」というツールを見つけました。
PC-Talkerのように、直前に読み上げた音声を、[Ctrl+Alt+S]のショートカットキーで、簡単にはクリップボードにコピー出来ません。
しかし、使うのには少し手間がかかりますが、直前に読み上げた音声を、テキスト化してくれるツールです。

1.[無変換(NVDAコマンド)+N]キーを押して、「NVDA メニュー」を開きます。
2.[下カーソル]キーで、「ツール(T) サブメニュー T」を選択して、[右カーソル]キーで、サブメニューを開きます。
3.[下カーソル]キーで、「スピーチビューアー(S)」を選択して、[Enter]キーを押します。
4.「NVDAスピーチビューアー ダイアログ」が開きます。
5.[Tab]キーで、「NVDA起動時にスピーチビューアーを表示(S) チェックボックス チェックなし Alt+S」を選択して、[Space]キーで、チェックを入れます。
こうして置きますと、NVDAを起動した時に、「スピーチビューアー」も起動します。
私みたいに、多くのメニュー項目名を正確に書く必要が無い方は、チェックを付けない方が良いかもしれません。
6.コピーしたい項目名などを、読み上げさせて、[Alt+Tab]キーで、「スピーチビューアー」をアクティブにしますと、今読み上げた項目名などが、Text化して、「スピーチビューアー」に表示されています。
7.[上下カーソル]キーで、選択します。
Textデーターですので、範囲選択をして、[Ctrl+C]キーでクリップボードにコピーします。
範囲選択は、まず[Home]キーを押して、Textの先頭を選択します。
そして、[Shift+End]キーを押しますと、速く範囲選択が出来ます。
8.[Alt+Tab]キーで貼り付けたいファイルのデーターをアクティブにして、[Ctrl+V]キーで貼り付けます。
今回は、この「NVDAレポート」です。

これでメニュー項目名などが正確に記述できて、NVDAだけでも、色々な手順書が書けます。

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